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エッセイ175:これからも、無知の知を認めて本質を探究し続ける

 明けましておめでとうございます。平成最後のお正月ですね。
 採用担当者つぶやきエッセイをスタート(2005年4月)してから、14回目のお正月を迎えたことになります。全エッセイの中身を比較することで、私自身の成長度合いが明らかになりそうですが、あまり気乗りがしません。自覚していることは、念には念を入れて、私の真意が少しでも正しく伝わるようにしていることです。5年前と比較しても、仕上がるまでに何倍もの時間をかけていると思います。それは、コミュニケーションの難しさの壁に跳ね返されていると感じることが、常にあるからです。書くことが目的ではありません。これからも当たり前の躾としてエッセイの土づくりを究めたいと思います。

これからも、無知の知を認めて本質を探究し続ける

 一年前のエッセイ152回は、「人間どれだけ年を重ねても、自分の知らないことがイッパイあることを、しっかり自覚しておかなければいけませんネ。その上で、日々謙虚に真摯に学ばなければいけません。学ぶことに無駄はありません。無駄な勉強なんてないのですから」で結びました。
 この思いは年を重ねるほどに増幅しています。ソクラテスの“無知の知”を私自身に言い聞かせて、日々の様々な出来事から学ぶ努力を続けております。さらに、学んで終わりにするのではなく、“本質は何か?”を掘り下げて考えることにも時間を割いています。
 そんな心がけと行動が、私の心だけではなく、私の日常生活を豊かにしてくれていると感じるようになりました。それまで気づかなかった感謝の瞬間、生きていてよかった思える瞬間や体験が、以前よりもずっと増えてきています。そのような瞬間が積み重なっていくほどに、私の心が耕されていると実感できるようになるのです。人生の豊かさといっても、一様に述べることは不可能でしょう。それぞれの置かれた環境や事情によって大きく異なるばかりではなく、毎日毎日、言い様のない出来事にだって出会うからです。しかし、如何ともし難いことに出会っても、その事実を否定しないで、その根源や本質は何かを考えるようになりました。日常の処し方は人それぞれ異なると思いますが、私の場合はそうするようになったのです。
 私がイメージしている“豊かな人生”というのは、生きていてよかったと思える(感じる)瞬間(体験)を積み重ねることであり、どれだけ積み重ねられたのか、ということなのです。医療の世界で使われるQOL(Quality of Life)の本質も、結局はそこに行き着くのだと思えてきます。新たな年を迎えて、そんなことに思いを巡らすお正月三が日になりました。

 昨年の今頃は、新卒新入社員教育のあり方を土台から見直すことを目標に決めました。それまでの進め方と教材を壊して、ゼロベースから編成し直すことにしたのです。新カリキュラムがスタートしてからは、独りよがりにならないように、受講者の反応をより客観的に観察し、何度も声に耳を傾けながら、点検評価を怠らないようにしました。この1年を省みれば、かなりの手応えを実感しております。さらに進化させることを、今年の優先度の高い目標にしました。
 いずれにしても、人材育成の仕事を通して私にできることは、生きていてよかった、チャレンジしてよかった、行動に移してよかった、…という機会を企画し提供することです。無知の知であることを問いかけ続けながら、自発的やる気をスパイラルアップし、考えては行動し続ける仕事環境を誂えることです。併せて、私にとって身近な方々の人生が豊かになると考えたことは、積極的に取りあげていこうと思います。“倦まず弛まず日々努力”で、小さな行動例を積み重ねる所存です。

                                   (2019年1月3日記)

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